庭造りDIYでは基礎作りからスタート。

ベンチのような庭にポンと置くだけの作品であれば必要ありませんが、花壇やレンガ造りのガーデンシンク、フェンスや小屋など大きく動かない物を設置する場合には「基礎」と呼ばれる部分を作る工程が必要となってきます。といってもレンガやブロック、沓石(くついし)を設置する場合、ほとんど同じパターンです。
今回は、庭造りDIYにおける基礎の基本について。


まずは地面を掘るところから

基礎作りの最初は地面を掘るところから。
目的にもよりますが、レンガやタイルを並べて敷く(こういうのをペイビングと呼びます)場合は、レンガまたはタイルの厚み+5~8cm程度の深さの穴を掘ります。沓石の場合は、沓石を埋める深さ+5~8cm程度の深さになります。
例えば、6cmの厚みのレンガを敷く場合は、10~15cm程度の深さまで地面を掘ります。



穴を掘ったら、底をよく突き固めます。「たこ」あるいは「タンパー」 と呼ばれる道具を使って、地面を突き固めます。


大金 ガーデニング とんとん 鉄プレート付 231031

上のような道具ですね。わざわざ買わなくても、角材があれば自作をすることも可能です。ある程度の重みがある方が作業しやすく、より地面が締まります。

路盤材を敷く

穴を掘ったら路盤材を敷きます。
掘った穴の中に、路盤材として砂利を30~50mmの厚さで敷きます。砂利を敷いたらたこで突き固めましょう。
この工程が仕上がりの良し悪しの大半を占める作業になってきますので、念入りに突き固めましょう。
ここまでの作業は共通です。


砂決め工法(サンドクッション工法)

まずは砂決め工法について。
砂決め工法とは、その名の通り、下地に砂を敷いて、その上にレンガやタイルを並べる工法です。砂を敷くだけでレンガを固定しませんのでやり直しがきくところがメリット。レンガ敷きやタイル敷きのアプローチなど、縦に積み上げないような用途で用いられます。これだけでも十分に固定は可能。



砂は20~30mmの厚さで平らに敷きます。角材やトンボのような物を利用すると平らにしやすいですね。路盤材を下に敷いているので水はけが良くなり、雨で砂が流れてしまうことを防ぎます(砂が流れてしまうとせっかく敷いたレンガが凸凹になっちゃいますよね)。レンガの間の目地にも砂を入れて埋めてしまいます。目地無くピッタリとくっつけてもOK。

レンガの上面が地面より若干上(5mm程度)になるように砂利や砂の量を調整しましょう。

ドライモルタル工法

ドライモルタル工法は空練りした状態のモルタル(セメントと砂を1:3で混ぜて、水を加えていない状態)を砂決め工法の砂の代わりに使用する工法です。砂の代わりにドライモルタルを使用するだけでほとんど工程は砂決め工法と変わりません。
レンガを並べ終わったら、目地にもドライモルタルを詰めて、最後にジョロなどで水をまいて固めます(水の勢いが強いと流れてしまうので注意)。



ドライモルタル工法の施工例。この写真ではガーデンシンクの基礎部分をドライモルタル工法で作成。


ウェットモルタル工法

ウェットモルタル工法は水を加えて練ったモルタルを下地に敷いてレンガなどを敷設する工法です。
モルタルが固まると最も強固な状態になります。ペイビングでも利用可能ですが、レンガ積みやブロック積み、沓石の敷設などもウェットモルタル工法を利用できます。


地面がコンクリートの場合の基礎

レンガを積むのであれば、そのままモルタルで積んでいけば良いですが、柱を建てたい(自転車小屋など)場合はどうすればよいでしょうか?
沓石を置いただけではちょっと不安。そんな時はアンカーボルトというものを使用します。
コンクリートの地面にハンマードリルで穴をあけ、アンカーボルトというボルトを差し込みます。下の写真のようなボルトですが、ボルトの中心に出っ張りがあるのがわかると思います。ここをハンマーでたたき込むと、コンクリートに差し込んだ部分の爪が広がりしっかりとボルトが固定されます。コンクリートの床にボルトが突き出た状態になります。



アンカーボルト(コンクリート埋め込み固定) 平地用ポール設置金具用 4本セット ANK-4
コンクリートに穴をあける場合、ハンマードリル(ビットを金槌で叩くように打撃を与えながら回転するドリル)とコンクリートドリルという専用のビットを使用します。コンクリートの床に穴を掘る場合は、切削カスが穴に溜まると思うように掘り進むことが出来ませんので、穴の中のカスを取り除きながら(エアで吹き飛ばす)作業すると上手くいきます。

あとはシンプソン金具などの金物をボルトに固定し、そこに柱をたてます。


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用途に合わせて工法を選ぼう【まとめ】

庭に工作物を設置する場合の基礎部分について紹介しました。今回はDIYで出来る範囲での基礎工事を念頭においてます。家や、カーポートなど、載せるモノが大きくなれば大きくなるほど、しっかりとした基礎を作る必要があります。
DIYレベルであれば、ウェットモルタル工法をマスターしてしまえば、あとは必要な強度に合わせて工法を選択すると良いですね。




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カテゴリー: DIY講座

尾見@caDIY3D開発

尾見@caDIY3D開発

DIYが趣味で「誰にでも簡単に扱えるCADがあっても良いんじゃないか?」ということでcaDIY3Dを開発しました。 DIY歴は14年?くらいです。2017年:DIYアドバイザー取得。

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