DIYプロジェクト 第4回目。今回は下準備編です。
今回の棚は、凝ったことはしないでシンプルにビスで組み立てようと思っています。
板材自体は前回の怒濤(?)の買い出し編でホームセンターでカット済みですので、組み立て前の下準備を行います。
具体的には、ビス穴や板の取り付け位置に墨線を描く工程を行います。
今回、下準備と加工を前にして用意した道具達です。
① 直尺 | ストッパー付きの直尺です。ストッパーがあると、すごく便利。 |
② ラフタースコヤ(曲尺) | 一般的に差し金と呼ばれる曲尺です。今回用意したモノは洋裁尺というちょっと変わったモノ。 幅が広い方は2インチ、狭い方が1½インチ幅で2×4建築に最適です。 |
③ 止型スコヤ | 台の部分が広くなって材料の端に引っかけて、直角や45度が測れるスコヤです。 直角を確認したり、線を引いたりと活躍します。今回は出番は無いかも…。 |
④ メジャー (巻き尺・コンベックス) |
メジャーです。必須。100均でも売っていますが、出来ればホームセンターでちゃんとしたものを購入したいですね。 |
⑤ アルミ製直尺 | アルミ製で軽くて取り回しが良い、長めの直尺。 |
⑥ Fクランプ | 材料と材料を挟んで固定するクランプです。沢山あると便利ですね。第三の腕として働いてくれます。 こちらも今回作る棚では出番は無いかも…。 |
⑦ T定規 | あると便利なT定規!手書きで図面を描いていた頃に会社で使っていたモノです。 |
⑧ 電動ドライバー | ビスを打ったり、穴を開けたり。今回、大量にビスを打つので必須です。 |
⑨ ハンドサンダー (クリップ式) |
サンドペーパーをクリップで挟んで使用します。サンドペーパーを木っ端に巻き付けて代用してもいいですね。 |
⑩ 木工ボンド | ビスと木工ボンドを併用して組み立てます。 |
⑪ 電動サンダー | こちらは電動のサンダー。広い面を仕上げるのに便利です。 |
⑫ 養生テープ | 一つあると何かと便利。ノリが残らないので、いろんな用途があります。 |
いろいろと用意はしましたが、使うのは半分くらいですかね。
墨線を材料に描く(墨付け)
下準備として材料に対して棚の取り付け位置やビスを打つ位置などの目印をあらかじめ付けておくのですが、
(カットが必要な場合は、カットする為の目印も)
この目印のことを墨線といいます。
墨線を材料に書き込んでいく作業を墨付けといいます。
ここを間違うと、後々の行程で間違いに気付いてからの修正となり(大抵、組み立て時にアレ?っとなる)、大変なので慎重に作業を進めたいところ。
線を引く位置を確認する為の部品図面もcaDIY3Dを使って作成しましょう。
ビスを打つ位置と反対の面に棚を取り付ける位置を墨付けします。
材料の端を基準に寸法を出しておけば、途中で間違えることも無いですね。
部品図を作っておくと、効率アップ!頭の中で計算しなくても大丈夫です。
部品図を見ながら、メジャーで長さを測って目印を付けます。
墨線と言っても、墨汁では書きませんよ。シャープペンシルで線を入れていきます。
シャープペンシルの線は必要無くなったら消せば良いのですが、サンドペーパーで削り取ったり、普通に消しゴムで消したりします。
経験的には消しゴムで消した方が、簡単できれいに消えますね。
次にT定規を使って垂直に線を引いていきます。T定規が大活躍!
スパッと一発で垂直な線が引けます。
このT定規。以前は手書きで図面を描く際に必須の道具でしたが、最近は手書きで図面は描かないですよね。
うちの会社でも使われなくなり、廃棄寸前なところをレスキューしたモノです。
今の子供達は見たことないかもしれませんね。(昔は先生に、これでよく小突かれましたが…)
話が逸れましたが、T定規が無い場合は材料の両端に目印を入れておいて、直尺で結ぶようにすれば良いですね。
ビス位置の墨付けはストッパー付きの直尺を使うと便利です。
こんな風に ↓ ストッパーを材料の端に掛けて、スイスイと目印を付けることができます。
いろんな定規を駆使して、効率よく墨線を引いていきましょう。
木工あるある「効率を重視すると、いつの間にか道具が増えていく…。」
棚板の取り付け位置は、棚の下端か上端に線を引くだけでも良いですが、今回は上下端に目安線を描きました。
取り付け位置を間違えない為にも、上下端に墨線を描いておいた方が良さそうです。
さて墨付け作業ですが、下棚の側面を8枚、上棚の側面を8枚。合計16枚の板に墨付けをしないといけません。
地道な作業をタイムラプス動画でご覧下さい…。
作業は机の上か作業台の上で行いましょう。
床で作業すると膝を痛めます。(涙
動画ではあっという間ですが、1時間くらい掛かっています。
墨付けは大事な作業です。DIYのミスの半分は墨付け作業で起こるといっても
過言では無いでしょう!(統計的な裏付けはありませんが…。経験的に…。)
墨付けするにしても元の図面が間違っていては元も子もありません。
事前にしっかりとした部品図をcaDIY3Dで作っておきましょう!
今回、和室の棚の設計図に部品図を追加しました。
部品図が入った図面をダウンロードするにはこちら。
さて、次回はいよいよ組み立て開始です!
caDIY3Dのダウンロードはこちらのページから