いよいよDIYプロジェクト第4弾。「ブースにパーゴラを作る」を本格始動します。
今回からはcaDIY3D+(キャディースリーディープラス)の新機能を紹介していきますよ!
まずは起動時の画面から
早速、caDIY3D+のメイン画面をご覧ください。(※開発中の画面ですので、変更される可能性があります)
ぱっと見はVer1と大きな変更はありませんね。サイドパネルのデザインが変更になったくらい。
しかし、リボンメニュー右上を注目して下さい!「形状加工」と書かれたグループがあります。
ブーリアン演算機能搭載!
ブーリアン演算(ブーリアンえんざん)または集合演算(しゅうごうえんざん)とは、3次元コンピュータグラフィックスやCADにおいて、体積を持った形状同士の和、差、積の集合演算により造形する方法である。 ソリッドモデリングの1手法であるCSG表現においては根幹的な技術となる。
引用:ブーリアン演算 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブーリアン演算
なかなか小難しい内容ですが、要するに立体形状に穴を開けたり、突起を作ったりということを行う処理をブーリアン演算と呼びます。
caDIY3D+では形状加工=ブーリアン演算機能になります。
具体的には、
↑こういう材料を用意して、材料同士を足したり、引いたりすると、
このようなほぞ組み形状を作ることが出来ます。
Ver1で同じような形状を作る場合は、小さな部品をくっつけてグループ化するのですが、どうしてもパーツ同士の境界線は消せませんでした。
caDIY3D+ではブーリアン演算を搭載することで、よりリアルな設計図面を作成することが可能になります。
もちろん、丸い穴を開けたりという加工も出来ます。操作方法は簡単で、材料を選択してリボンメニューから処理を選択するだけ。(最初に選択した材料に対して、後から選択した材料を足したり引いたりします)
ブーリアン演算を使ってみる
パーゴラの設計でブーリアン演算を使ってみます。
まずは柱と棚を受ける横に渡す木材の部分。
柱を切り欠いて、横に渡す木材の部分を受ける計画です。
材料が重なっているので、少し表示がおかしいですね。(設計図としては問題はありませんが)
柱から横に渡す木材の部分を引き算【切り欠き】しました。
重なっていた部分が切り欠き加工されていることがわかると思います。
続いて、棚の部分。
棚を受ける材と、棚は相欠きではめ込もうと考えています。
お互いを引き算しました。
相欠き加工した形状の様子がわかると思います。
相欠きをブーリアン演算で表現するときに一つ注意点があります。
お互いの材を切り欠いてはめ合わせるため、重なりの長さの半分の深さで引き算をしないといけません。
例えば、はめ込む長さ(材料が重なる長さ)が4cmの場合、お互いに2cmずつの切り欠きが必要になります。
このことを考慮してブーリアン演算しないといけません。4cm重なった状態でお互いを引き算すると4cmの切り欠きとなり、はめ込むと重なりが8cmになってしまいます。
最後にブーリアン演算の様子を動画にしましたのでご覧ください。
caDIY3Dのダウンロードはこちらのページから
0件のコメント