基本的な構造を理解しよう!
何気なく見ている椅子や棚にも一つ一つの部材に名前が付いていたり、組み方が存在します。
オリジナルの家具を設計するにしても、基本的な構造を知っておいて損はありません。基本が判れば あとは組み合わせやアレンジで設計出来るようになると思います。
今回は基本的な家具の構造について紹介します。
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今回の記事についての注意
今回紹介する構造図には接合方法(ビスで組むのか、組み手で組むのかなど)は考慮されていません。また、サイズなども適当ですので、実際の設計の際には、サイズなども十分に検討しないといけません。
部材の配置と名称を中心に紹介しています。後半には切り欠きや溝加工が必要なものも出てきますが、自分のスキルに合わせて、組み方は考えて下さい。
棚の構造
棚板の固定方法についてまとめた記事はこちら
テーブルの構造
この構造を踏まえてカフェテーブルを設計してみました!記事はこちら
引き出しの構造
引き出しの基本は箱形状。引き出しの構造をまとめた記事はこちら
引き出しを本体に取り付ける方法をまとめた記事はこちら
額縁の構造
キャビネットの扉の構造
キャビネットの扉組み立て完成図
キャビネットなどに用いられる扉です。ぱっと見た感じはすごくシンプルですが、構造は以外と複雑。加工の難易度も若干高めですが、切り欠き加工が出来るのであれば大丈夫です。(まだ、切り欠き加工について紹介はしていませんが…。)
新しい言葉として、框(かまち)が出てきました。框は戸や障子の枠のことを指します。
切り欠き加工には電動工具が必須。丸のこかトリマーを使います。
扉の取り付け方法にもいろいろあります!まとめた記事はこちら
さらに基本構造を理解するためには
ここまでで家具の組立図を説明しましたが、意外にシンプルな物でも分解してみると複雑な構造だったりします。実際に手に取って物の構造を確認するのが構造理解の一番の近道です。手元に物が無い場合はインターネットや雑誌の写真を見るしかないのですが、写真や絵では決まった角度からしか見れないのでいまいちわかりにくいですよね。
そんな時におすすめしたいシミュレーションにうってつけのアプリ『caDIY3D-X(キャディースリーディークロス)』はご存じでしょうか?

caDIY3D-X(キャディースリーディークロス)は、誰でもカンタンに設計図が描けるDIY・リノベ専用のWindowsアプリです。
3Dの木材や資材を、まるで積み木のようにマウスで直感的に組み上げて、オリジナルの家具デザインやレイアウト・シミュレーションを楽しめます。実際のDIY制作にはかかせない、木材の切り分け方や細かなサイズ・寸法チェック、予算の計算なども徹底ガイド。「手描きの設計図なんて無理!」とあきらめていたあなたのDIYライフを変える、まさにDIY・リノベ好きのためのお役立ちツールです。
身の周りの家具が一番の参考書【まとめ】
基本的な家具の構造を紹介しましたが、まだまだ沢山の構造があります。ここでは全て紹介しきれませんが、身の周りにある家具をよく観察してみると、設計の参考になると思います。
基本が判れば、あとは応用するだけ。オリジナルの家具を早速設計してみましょう!
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