ステンシルでワンランク上のオシャレ雑貨・家具に
ステンシルとは、文字などを切り抜いた型紙を使って、作品に文字や絵をプリントする手法のことです。海外の雑貨などでよく見かけますね!今回はオリジナルのステンシルを作ってみたいと思います。ちょっとした小物作品でもステンシルで装飾することでグッと格好良くなりますよ!
ステンシル用のフォントを入手しよう。
まずは型紙を作りましょう。
DIYショップに行くと作らなくても沢山のステンシル素材が売っていますが、使いたいサイズや、気に入った言葉などが見つからない場合は、オリジナルで作るのも良いですね。
文字をステンシルでプリントしたい場合、フォントにも拘りたいところ。
ネットで探すと沢山のステンシル用のフォントがあります。ステンシル用のフォントと普通のフォントの違いは、中抜きの部分が繋がっていること。例えば「A」という文字を切り抜く際に、上の△部分が外と繋がってないといけません。
こちらのサイト dafont.com でステンシル用のフォントがダウンロード出来ます。上のジャンルのところで「Stencil,Army」を選ぶと、いろいろなステンシル用フォントが表示されます。各フォントはライセンスに従って利用して下さい。
ライセンスの分類は以下の通り。
100%Free | 商用も無料 |
Free for personal use | 個人利用は無料 |
Donationware | 寄付希望 |
Shareware | シェアウェア(有料) |
気に入ったフォントが見つかったらフォントをダウンロードしてPCにインストールし、好きな文章を作って印刷しましょう。
ステンシル(型紙)を作る。
ステンシル(型紙)本体は、クリアファイルを利用します。
クリアファイルに文字を印刷した用紙を挟んだら、ずれないように端をセロハンテープなどで固定しておきましょう。
後はカッターマットの上で、カッターで文字をなぞりクリアファイルをカットします。
カッターはオルファの「アートナイフ」が使いやすくてオススメです。出来れば新品の刃で臨みましょう。
カットするコツは、出来るだけカッターの向きを変えず、クリアファイル側を回すようにしてカットすると良いです。また、文字の右側をカットする(時計回りにカッターを動かす)のもコツです。切る位置が確認しやすいと思います。
全部抜き終わったら、クリアファイルの端を切って、一枚のシートにします。
これで準備完了。
水性塗料を使ってプリントする。
まずは、水性塗料を使って、プリントしてみたいと思います。
材料はミルクペイントを塗った2×4端材。
ここで登場するのが「スプレーのり」です。ステンシルをキレイに仕上げる為には、型紙が材料に密着している必要があります。少しでも浮いていると浮いた隙間から塗料が入って、文字がにじんでしまうからです。
そこで型紙にスプレーのり(貼って剥がせるタイプ)を吹き付けて、シールのようにしてしまいます。
スポンジブラシに塗料を少しだけつけて、上から叩くように色を置いていきます。
コツはスポンジブラシに沢山塗料をつけないこと。スポンジに塗料を少しだけ染みこませてからポンポンと叩くと良いです。
様子を見ながら塗料を置いていきます。
全体的に色が着いたら、乾く前にシートを剥がします。緊張の一瞬。
微妙な結果になりました…。
文字は認識できますが、縁がにじんでガタガタしています。縁をはっきりさせようと入念に色を載せたのが裏目に出ました。微妙な隙間から、塗料が流れてしまったのだと思います。
ちょっとかすれる位がちょうど良いのかもしれませんね。
スプレー塗料を使ってプリントする。
スポンジブラシを使った水性塗料でのプリントが微妙な結果になったので、今度はスプレー塗料でプリントしてみようと思います。ダイソーで茶色のアクリルスプレーを買ってきました。
スプレーでのプリントの場合、ステンシルの外側は入念にマスキングする必要があります。
ここでも型紙をピッタリと浮かないように貼り付け。
実は一回、スプレーでのプリントに失敗しました…。型紙が浮いてしまって文字が認識できないほど、にじんでしまい、写真は2回目のチャレンジです。
スプレーのコツは、30cm以上離して、一度に厚塗りしないこと。近すぎると塗料が多すぎて流れてしまうことがあります。
薄く、何度かに分けて吹き付けると上手くいきます。
スプレー塗装をする際は十分に換気しましょう。
さて、またまた緊張の一瞬。
今回は上手くいきました。ほとんどにじみなく、キレイなプリントが出来ました。
型紙をしっかりと貼り付けることが出来れば、スプレー塗装は失敗なく出来ると思います。
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結果の比較。【まとめ】
スポンジブラシでのプリント結果
スプレーでのプリント結果
並べてみるとスポンジブラシでのプリントも味があるといえばあるかも。慣れてくればにじみなくプリントすることが出来そうです。
スプレー塗装の方は、縁もはっきりとしていてキレイですね。スプレーのりをつかって、しっかりと密着させたのが成功の秘訣ですね。
クリアファイルで作ったステンシルは何度でも再利用できます。
市販のステンシルシートも良いですが、オリジナリティあふれるステンシルを作って、世界に一つだけの作品に仕上げてみては如何でしょうか!
最後に今回の作業を動画にしてみました!
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