最近、会社の備品が増えてきて手狭になってきたので、収納場所を増やしたいという話が持ち上がりました。
増築するか?!という壮大な話もありましたが、もちろんそんなすぐに出来る話ではありません。
暫定策として和室(なぜか我が社には和室があります)に備品を収納する棚を作ることになりました。
普通にスチール棚を買ってきても良いのですが、サイズ的に丁度良いものがありません。
(和室にスチール棚というのもどうかな…?)
無いなら自分たちで作ってしまおう!ということになりました。
なにはともあれ、まずは設置場所の確認から!
今となっては懐かしいブラウン管のテレビ。いちおうワンセグが写るらしいですが、ずいぶん使ってないですね。
どこからみても普通?の和室です。
簡単なイメージですが、以下の様なレイアウトの和室です(8畳間)。
上のレイアウトに書いてある数値はmm単位です。天井までの高さは2350mm。
東側と南側に窓があるのですが、広い壁面(北側か西側)に設置するとなると、どうしても窓にかぶってしまいます。
大きな棚にする為に、一番広い北側の壁に設置場所を決定!
下見と採寸は必須!現地でイメージを膨らませよう!
北側の壁にはコンセントがあるのと、棚を設置すると少々窓にかぶってしまいますが、そこは目をつむります。(いいのか?)
窓枠の出っ張りや、畳と壁の間の廻り縁の状態などもしっかりとチェック。
窓やコンセントの位置など既設の設備と、
これから作成するものの位置関係を把握しておきましょう。
基本的な設計はサンプル図面の本棚2015.cadiyをベースに、全体を合板で作ってみようと思います。
11~12mm厚の合板であれば、どこのホームセンターでも入手できると思いますが、強度的にはもう少し厚い板がいいですね。
12mmよりも厚い合板は置いていないホームセンターもありますので(地方なんで…)、まずは入手できるかを調査!
(…ネット通販という手もありますが)
早速調査に行ってきました!
近くにある2件のホームセンターをまわって材料を調査。
一件目は、やはり12mm程度の合板しか置いていませんでした。
わりと大きなホームセンターなんですけどね。
二件目のホームセンターには、資材館があります。こちらが本命。
候補としては次の種類の板材に目を付けました。いずれも大きさはサブロク合板サイズ。
(幅910mm × 長さ1820mmの合板サイズはサブロクと呼ばれます。幅3尺、長さ6尺だからそう呼ばれるようです。)
種類 | 厚さ | 価格 | コメント |
---|---|---|---|
針葉樹合板 | 28mm | 4,100円 |
厚みは十分ですが、ちょっと厚すぎる?重さもかなりあります。 針葉樹合板は断面がきれいな積層です。丁寧にサンディングすれば 見た目も悪くありません。在庫は8枚ほど。 |
ラワンベニヤ | 18mm | 5,300円 |
ほどよい厚み。表面はザ・合板という感じ。 ペンキで厚めにペイントするなら良いかも知れませんね。 在庫は5枚ほど。 |
コンパネ | 15mm | 2,700円 |
若干、薄いか?コストパフォーマンスは良いですね。 こちらもペンキで厚めにペイントするなら良いと思います。 在庫は5枚ほど。 |
ラジアタパイン集成材 (節有り) |
18mm | 5,000円 |
「在庫限り、お買い得品!」を見つけました!! 合板ではありませんが、サイズはサブロク合板サイズです。 見た目は一番いいですね。在庫限りとありましたが20枚程度は在庫有り。 ほどよい厚みで今回の本命。 |
※価格は税込みで、100円未満を切り捨てています。(2015年10月現在)
当初合板で作るつもりでホームセンターに調査に出かけたのですが、イメージしていた厚さ(20mm前後)の合板は置いてなかったですね。
しかし!代わりに掘り出しものを発見!
ほどよい厚みのラジアタパイン集成材!しかもお値段もお手頃価格!
こういう、想定外の材料を見つけるとテンション上がって妄想が膨らみますね。
これがあるからホームセンター巡りは止められません。
という訳で、厚さ、価格、見た目、在庫数から今回はラジアタパイン集成材を使って設計をしたいと思います。
設計を始める前に入手可能な材料に目安をつけておくと、
安心して設計出来ます。
大きなものを作る場合は在庫数も要注意。
特にお買い得品はいつまでもあるとは限りません!
当初は合板でつくろうと思っていましたが、予定変更です!
構想としては、
- 沢山の収納が必要。(棚の数を増やしたい。スチール棚だと4段)
- 棚の間隔は25~30cm程度で良い。(スチール棚だと40cm程度)
- 奥行きはあまり必要無い。(スチール棚だと45cm程度)
- 北側の壁面全面につくると入口が狭くなるので、入口を考慮する。
- 天井一杯までの棚を作る。
次回は、構想を踏まえて、実際にcaDIY3Dで設計をしたいと思います!
caDIY3Dのダウンロードはこちらのページから