設計しながら組み立てをシミュレーション!

このアプリだと積木感覚で設計できるから、組み立て順序も考えながら設計が出来るんですよ!
自分のスキルに合わせた組み立て方法で設計できるから組み立て手順のイメージもバッチリ!


こんにちは。尾見@caDIY3D開発です。
毎日暑いですね。今回はブースにパーゴラを作るの5回目です。
今回から本格的にパーゴラ(のようなもの)作りをはじめます。

まずはおさらい

まずは、おさらいから。

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こちらが、今回のブース装飾のために買ってきた木材です。かなりの量。柱や横木のような長く重たい材料はあらかじめホームセンターでカットしてもらいました。


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今回、柱として選んだのは「バタ角 ヒノキ 特等(3m)」です。太さが90mm角の角材になります。

バタ角 【ばたかく】 建設工事のコンクリート打設の際に型枠仮設補強などに使われる、おおよそ10cm程度角材のことをさします。「 端に使う」ということから「端太(ばた)角」と名付けられたとも言われています。
引用:バタ角とは?バタ角の意味を調べる|不動産用語集【HOME’S】 – ホーム

今回、記事を書くためにバタ角を調べてみましたが、サイズや用途を表す言葉だったんですね。てっきり、角がバタバタ(耳がついていたり)しているからバタ角なんだと思ってました(汗)。 用途からして、仕上げ(カンナ掛け)されている訳もなく。しかし、ブースの柱として使うには、キレイにしておかないといけませんね。という訳で、必死のサンダー掛け…。
今回、柱は6本あるので、サンダー掛けに要した時間は3時間…。サンダーの振動で、しばらく手が痺れてました…。


柱を加工します。


つづいて、柱の上の部分。横木を受けるための切り欠き加工を行います。

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横木の厚みに丸のこの刃を出して、何度も切り込みを入れていきます。久しぶりの丸のこ作業で緊張。 この緊張感が大事ですね。電動工具は便利ですが、一歩間違うと大けがに繋がります。常に緊張感をもって作業します。 丸のこで一番危険な現象はキックバック。 基本的に丸のこをまっすぐ動かす分には問題無いのですが、丸のこが斜めになったり、木材の重みで噛む(丸のこの刃が両側から押さえつけられた状態)ような状態になると勢いで丸のこが跳ね返ってきます。 万が一を考えると、丸のこの刃の延長上に体を置かないことが重要です。


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同じ深さに切り込みが入るので、精度は良いです。残った部分はパキパキと折って取り除くと、あっという間に切り欠き部分が出来上がり。


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仕上げにサンダーで削って…。


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切り欠き部分が完成!これを5本の柱に施工します。

続いて垂木を加工。

垂木(たるき)は木造・鉄骨構造などの建築における小屋組構造材である。棰(木へんに垂)とも書かれる。 軒桁-母屋-棟木の上に等間隔に渡される。垂木の上に野地板や構造用合板などを張り、屋根下地とすることが多い。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/垂木
パーゴラで言うと、ブドウ棚の棚の部分になります。
今回の設計では、9本の垂木を取り付けることになります。垂木と横木(棟木)は相欠き(両方に切り欠きを作ってはめ合わせる)にします。 9本の垂木の切り欠き加工は2カ所。その全てが同じ間隔にないと、上手く横木(棟木)と組み合わせることが出来ません。 ということで、9本の垂木をいっぺんに加工します。


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加工の仕方は基本的に柱の加工と同じ。 柱の加工の時はフリーハンドで作業しましたが、今回は精度良く加工したいので簡単な丸のこ治具を作りたいと思います。 使う材料は、上の材料。5.5mm厚のシナベニア端材と、9mm厚の針葉樹合板端材。どちらも過去のDIYプロジェクトで余った材料です。


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シナベニヤの幅が少し足らなかったので、3枚、横に並べることにします。丸ノコがのる部分はさらに一枚上からシナベニヤを載せます。 丸のこのガイド用に針葉樹合板を貼り付け。


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ガイド(針葉樹合板)に丸のこを沿わせながらカットすると、治具の完成。ネットでも「丸のこ治具」で検索すると同様な治具の作成例が沢山出てきます。


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真横からみるとこんな感じですね。簡単に作れるので一つ作っておくと精度良く直線切りが出来るので便利です。 治具の端を墨線に合わせて固定するだけなので、位置決めも簡単。一つ気をつけることは治具の板の厚み分、丸のこの切り込み深さが短くなるので考慮が必要です。 完全にカットするなら多めに刃を出しておけば良いですが、溝切りなどの場合は、慎重に刃の出しろを調整する必要があります。 刃の出しろの調整時は、かならず丸のこのプラグを抜いて作業しましょう。万が一スイッチに触れたら大変です。


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では、いよいよ切り欠き加工を行います。先ほども書きましたが、9本の垂木の溝の間隔は全て同じでないといけませんので、一気に9本分まとめて加工します。 板それぞれにねじれや板幅のばらつきなどがありますが、クランプで固定して、出来るだけ加工面を平面に揃えておきます。


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治具をセット。動かないようにクランプで固定。 治具で慎重にカットする必要があるのは、溝の両端だけ。間の切り落とす部分(何度も切り込みを入れる部分)はフリーハンドでもかまいません。


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治具から丸のこが浮いたり、治具のガイド部分と丸のこに隙間が空かないようにピッタリと沿わせて丸のこを動かします。


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一気に溝加工が完了。


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さすがにこの幅にはサンダーが入らないので、ノミでバリをさらいます。


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同じ厚みの端材をはめてみて確認。ピッタリ!

横木(棟木)を加工。

続いて横木を加工します。要領は垂木の加工と同じ。

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ただ、横木は加工する切り欠きの数が多いので、位置を間違えないように図面を見ながら墨線を入れていきます。 こういった図面の寸法の場合、溝のあいだの間隔よりも、一方の端を基準として基準点からの距離の寸法を入れておくと計算する必要が無いので間違いが少ないです。


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横木も前後2枚を同時に加工します。


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横木と垂木の加工が終わったら、組み合わせて見たくなるのが人情ってもんです。
木製パレットの上で、組み合わせて見ました。パーゴラの一番パーゴラらしい部分。なかなかいい感じです。


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棚部分を組み合わせて見たら柱の上に載せたくなるのが人情ってもんですね。
ろくに固定もしていませんが、柱と横木をクランプで固定して、垂木を渡してみました!!!
柱がぐらぐらするので、仮で筋交いを入れてみると安定。 最終的にはいろいろとつくので、安定すると思いますが、筋交い的なものは必須ですね。

パーゴラが立ち上がって設計図から現物になってみると気分も盛り上がってきます。
ものも大きいので迫力がありますね。
次回は、カウンターやらベンチやらのパーツを作っていきます。
しかし、とにかく外の作業は暑い…。麦わら帽子と水分補給は必須です。


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尾見@caDIY3D開発

尾見@caDIY3D開発

DIYが趣味で「誰にでも簡単に扱えるCADがあっても良いんじゃないか?」ということでcaDIY3Dを開発しました。 DIY歴は14年?くらいです。2017年:DIYアドバイザー取得。

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