投稿した人
Masato_HIROTA さん
23年02月13日に投稿
DIYを始めるきっかけになったのは中学生の「技術家庭」の授業。 入学時の購入備品である「大工道具セット」を親から買ってもらったがきっかけ。 (のこぎり/カンナ/平のみ/曲尺/スコヤ/ケビキ/トンカチなどのセット) 50年たった今でもこれらの道具は愛用しています。 2010年ごろから電動工具に手を出し始め、今はこれらの電動工具も使いながらDIYを楽しんでいます。
作品情報
作品名 :発泡スチロールカッター難易度 : ★★★☆☆(ある程度の道具や経験が必須)
予算 :約2,000円
製作期間 :楽しみながら設計・製作したので約1か月
ジャンル : 便利&アイデア
図面ファイル
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材料&道具
▼材料木材は自宅に残っていた端材を利用。
電池・配線用リード線・ノブボルト・鬼目ナットなども、所有していたものを利用。
▼購入部品
電池ケース・コネクタ・高輝度 発光ダイオード・抵抗・電子工作用の小さな基板・ニクロム線・スプリング
▼購入した道具
100均のグルーガン
▼利用した道具
丸ノコ・トリマー・各ストレートガイド
電圧などを測るテスター など
作品の紹介
家電製品などに入っている発泡スチロールの緩衝材などを、溶かしながら切断できる「発泡スチロールカッター」を自作しました。
叩き割ったり、へし折ったりして発泡スチロールを壊す方法と比べると、
溶断するこちらの方法は、細かい破片が飛び散らないので後片付けが楽です。
コンパクトに収納できるように、折りたたみ式に設計しました。
■自作の動機
以前は棒材を4本組み合わせた即席の本体を作り、先端にニクロム線を巻き付けて乾電池1本をつないだものを使っていました。
しかし、厚さが20㎜ほどの発泡スチロールぐらいしか切断できず、厚い発泡材は叩き割るしかありませんでした。
もっと厚い発泡スチロールを溶断したいと思い、楽しみながら設計・自作しました。
(市販品は購入しませんでした)
■発熱などの測定結果
溶断できる厚さは、使う電池の種類/電圧/ニクロム線の直径 などによって変わってきます。
そこで簡単な実験装置を作って、各種の電池を使って切れ味を確認して、ニクロム線の長さを決め、本体寸法を設計しました。
測定結果の抜粋なども図面に貼り付けました。
→ 電源・ニクロム線長などと切れ味の測定結果
→ 配線図
実験したニクロム線の直径は0.15~0.35mmまでの5種類を試しましたが、
図面には実際に使った0.25mmのニクロム線の測定結果を中心に貼り付けています。
■発熱を調整する仕組み
今回は「電極アームの間隔」を微調整して発熱量を調整する方式に設計しました。
その他の方式
1.5~3Vの電源用の DC昇圧コンバーターを2種類
供給できる電力が限られていたので、ニクロム線の温度が上がらずに実験は失敗。
温度が上がり過ぎた場合に備えて小型のDC降圧コンバーターも試しましたが、大げさになるので使いませんでした。
■図面・設計の試行錯誤
今回投稿した図面は、細かく書き過ぎました。
図面を描いている内に、絵を書いている感覚に陥ってしまい、時間をかけすぎてしまいました。
ただ、図面を細かく書いたおかげで、部品同士の位置関係、寸法の思い違い、掘り込み加工方法などにいくつも気づき、図面を何度も修正したので、作り直しは避けられました。
当初考えていた「V溝 ベアリングプーリー」を電極に使う案はボツにして、
今回採用したビラカンを電極に使う設計案に落ち着きました。
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