まずは何から揃えるか?

DIYで木工作品を作ろう!と心に決めたら、なにはともあれ、道具(工具)が無いと始まりません。

ホームセンターに行くとありとあらゆる道具が揃えてあるので、まず、何を買って良いのか迷ってしまいます。
基本的には、予算に合わせて必要な工具から揃えていけば良いのですが、ここでは最初に揃えておきたい工具について見ていきましょう!
DIYの基本工程としては、「測る」「加工する」「組み立てる」「塗装する」ですね。
塗装に関しては、省略することも出来るので、他の3工程の工具について見ていきます。


「測る」工具について

作品を作る際に、まず必要となってくるのは、設置場所の採寸。そして、材料加工前の墨付け(木材などに切る場所の目印をつけることを墨付けといいます)。 これらの作業を行う為には「測る」工具が必要となります。良い作品を作る上で、正確に測れることは非常に重要となってきます。

コンベックス

「コンベックス」って何?って方もいるかもしれませんが、誰でも必ず目にしたことがある金属製の巻き尺のことです。 金属製の湾曲した薄いテープ上に目盛りが書いてあり、先端にはフックが取り付けてあって、この部分を引っかけて測定することが出来ます。 百均でも購入できますね。ただ、やはり「測る」作業では精度が重要。出来ればホームセンターでちゃんとしたコンベックスを購入したいところです。 「コンベックス」購入のポイントは、

  • 5.5m程度測れるものが大きさ的にも使い勝手が良い。
  • テープの幅は1.5cm以上が望ましい。幅が広い方が長く伸ばした際に折れにくい。
  • ロック機能(伸ばした状態で勝手に縮まないようにロックする仕組み)があると便利。
  • フック部分にぐらぐらと遊びがあること。この遊びには意味があります。がっちり固定してあるものはNG。

長尺(ものさし)

長尺は(ちょうじゃく)と呼びます。いわゆる「ものさし」ですね。
DIYで最初に揃える測定工具としては「さしがね(曲尺)」をあげる方もいますが、ここではあえて長尺をオススメします。 さしがねはDIYのステップアップ時には欲しいですね。
ステンレス製の30cmの長尺が丈夫で使いやすいです。ステンレス製の30cm長尺は百均でも入手可能。
出来ればアルミ製の60cm長尺もあるといろいろとカバー出来て良いです。
長尺と一緒にストッパーもあると便利。

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シンワ測定 ピックアップスケール 30cm 13134
丸い方の端が摘まめるように浮き上がっています。
細かいことですが、イライラせずに済みます。

シンワ測定 アルミ直尺 アル助 シャンパンゴールド 60cm 65436
裏面にストッパー(スポンジ)が付いていて
滑らず便利!

スコヤ

スコヤとは、直角を測る工具です。最初に必要か?と言われると微妙ですが、あると非常に便利です。
直角を測るなら「さしがね」で良いじゃないか?という話もありますが、スコヤはさしがねと違って、台がついています。
この台の部分がポイントで、台の部分を引っかけると材料の端からの直角が正確に測れます。台があることで安定しているので、非常に扱いやすく、自立も出来ます。
オススメはこちらの「止め型スコヤ」。45度も測れます。

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ちょっと変わり種定規

ちょっと変わり種の定規ですが、「ツーバイフォー定規」というものがあります。
ホームセンターでも入手しやすいSPF材(1×4材や2×4材)に特化した定規です。 何が優れているのかというと、定規を当てるだけで、1/2の位置やビスの位置などが割り付けできるように穴やスリットが開いています。
これによって、SPFの木材に定規を当てるだけで、ビスの下穴位置などを簡単に墨付けすることが出来ます。沢山の木材を加工する際に、結構手間の掛かる墨付け作業がグンと捗ります。
SPF材をメインに工作を行う場合にはオススメの定規です。

「加工する」工具について

木工作品を作る上での加工は、「切る」「穴を開ける」「削る」という作業になります。
それぞれの加工工程で別々の道具が必要になってきますが、最初に揃えるとしたら何が必要?


ノコギリ

木材をカットする時に使用します。ホームセンターのカットサービスなどを利用する場合は必要ないかもしれませんが、やはり一つは持っておきたいところ。
木工用、樹木伐採用、金属用と用途に合わせて様々な種類がありますので、木工用を入手しましょう。
種類としては両刃と片刃があります。両刃は縦挽き用の刃と横挽き用の刃が付いたノコギリです。片刃のノコギリは片方にしか刃が付いていないノコギリになります。 オススメは片刃ノコギリ。刃の部分が替え刃式になっているものがリーズナブルですね。刃渡りが260~270mm程度のものが扱いやすいです。

ちなみに縦挽きとは木材の繊維(木目)方向に切ることを意味し、横挽きは繊維の直角方向に切ることを意味します。縦挽きの刃はピッチが大きく、横挽きはピッチが小さいのが特徴です。 最初に購入するのは横挽き用か、縦横兼用のものが良いでしょう。扱い安いのは横挽き用ですね。ピッチが小さいので切り始めがスムーズにいきます。

加工についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい!

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インパクトドライバー or ドライバードリル

いよいよ、電動工具!木材に穴を開けたり、ビスをねじ込んだりと、用途は様々。 先端のビットを変更することで様々な大きさの穴を開けたり、ビスをねじ込んだりすることが出来ます。

ドライバードリルはモーターの回転の力のみでビットを回すのに対し、インパクトドライバーは負荷が掛かると回転+打撃でビットを回します。 ドライバードリルは回転する力をコントロールすることが出来て、ある程度の負荷が掛かると空回りさせることが出来ます。 これにより、過剰に力が掛かることを防げます。インパクトドライバーは打撃を加えることで強力な回転力を得ることが出来ます。 このためパワーがあるのですが、油断すると力が掛かりすぎてビスが折れる!なんてことも起こります。


どちらが良いかは用途次第で、両方揃えるのがベストですが、どちらか選ぶならインパクトドライバーをオススメします。 木工作業で長いビスを打つ場合や、大きな穴を開けるなど力を必要とする場合に、ドライバードリルでは太刀打ちできない場合があります。 その点、インパクトドライバーならなんとかなります。

安全性や使いやすさからいけばドライバードリルで、初心者向けかもしれませんが、電動工具は手工具と比べると高いです。
最初にどちらか一つとなれば個人的にはインパクトドライバーかな?っと思います。が、やっぱり用途次第ですかね。

充電式と有線式がありますが、取り回しのしやすさを考えると充電式がオススメですね。予備のバッテリーがあるものが良いです。
両方揃える場合は、同じメーカーのものを選ぶと、バッテリーを使い回すことが出来ますね!

サンドペーパー

加工行程の最後の道具は「サンドペーパー」。
木材を削るといえば真っ先に思いつくのは「カンナ」ですが、カンナは以外と高価です。
(カンナだけで無く、刃物系は全般的に高価)

買ってきたばかりの木材の縁は尖っていて、下手をすると肌を切ったりすることもあります。また、ノコギリで切断した後のバリ(ささくれ)や材料表面のささくれなども取らないといけません。 そんな時にはサンドペーパーで磨いてあげましょう。


トップマン 研磨ロールペーパードライ粗目80 95巾
ロール式もあります。
ロール式は必要な長さに切って使えるので便利。


サンドペーパーには用途により目の粗さを示す番号が振ってあります。番号が若い(0に近い)ほど荒く、数字が大きくなるほど、目が細かくなります。 40番~100番(かなり粗い)、120番~150番の用途(粗い)、180番~240番の用途(ふつう)とありますが、80番、120番、240番の3種類程度を揃えておくと良いでしょう。

サンドペーパーはその名の通り、紙のように薄いので、手に持ってそのまま使っても良いですが、端材などに巻き付けて使うと良いです。

こういったペーパーホルダーもあると便利。ホルダーのサイズにペーパーをカットして、前後のクリップで挟みこんで使用します。

「組み立てる」工具について

加工が済んだら、いよいよ組み立て。木工作品を組み立てる時にはどんな工具が必要でしょうか?


金槌

釘を使って作品を組み立てる場合に、釘を打つための金槌が必要になります。金槌は百均でも入手可能ですね。

槌の両面で打つことが出来る金槌を「玄翁」と呼びます。片面が平らで、もう片方は緩やかに湾曲しています。
湾曲している側は釘打ちの最後で使用し、周りの木材を傷つけないようにします。

こちらは片側が釘抜きに利用出来る形状となっています。
最初の一本はどちらでも良いですが、重すぎず軽すぎず、持ってみてしっくりくる方で良いと思います。
また、組み立てには釘以外にビスでの組み立てもあります。ビスで組み立てる場合は、金槌は必ずしも必要ないかもしれませんね。

ドライバー

電動のドライバーは持って無くても、ドライバーは必ず必要ですね。木工以外でも家に一つは欲しい工具です。
プラス(+)ドライバーは、ビスの大きさに合わせて、いくつか用意しておきましょう。グリップが大きいと力が入りやすいです。
ビスに合わないドライバーを使うと、ビス穴をなめてしまう(ビス穴が潰れることを「なめる」といいます)恐れがあります。 最近ではマイナス(-)のビスはあまり見かけませんがマイナスドライバーも一つあると何かと重宝します。塗料缶の蓋を開けるのに利用したり出来ますね。

クランプ

クランプ。それは第三の手。
何かを加工したり組み立てたりするときに、材料を支えたり、固定しておかないと出来ない場面は多々あります。 そんな時にクランプは第三の手となってくれます。
クランプとは強い圧縮力で材料と材料、作業台と材料とを固定する際に利用する工具のことで、これもいろいろ種類があります。
おすすめはFクランプとスプリングクランプ。どちらも小さなものなら百均でも入手できます。
クランプは、材料を固定したり、接着剤が硬化するまでの圧着に利用したりといろんな場面で利用出来ます。クランプは質より量です!安くてよいので、沢山欲しいですね。

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クランプについてはこちらの記事で詳しく紹介しています!
がっちり固定が成功につながる。クランプについて
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DIYを成功に導くにはしっかりとした設計が必要!
でも「設計って難しそう」と思われがちですが、このアプリなら誰でもカンタンにDIYの設計が出来ちゃいます!



必要な工具から少しずつ【まとめ】

DIYを始める上で必要最低限の工具を紹介してきました、探したら家にあった。とか、最初のDIYでは必要ないな。っといった工具もあると思います。
一気に全て揃える必要はありません。お財布と相談しながら、必要なものから揃えていきましょう!
マイ工具を手に入れれば、DIYへの意欲もアップ間違いなし!

ここで紹介しきれなかった便利な工具、電動工具などまだまだ沢山あります。また別の機会に紹介出来ればと思います。


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カテゴリー: DIY講座

尾見@caDIY3D開発

尾見@caDIY3D開発

DIYが趣味で「誰にでも簡単に扱えるCADがあっても良いんじゃないか?」ということでcaDIY3Dを開発しました。 DIY歴は14年?くらいです。2017年:DIYアドバイザー取得。

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