【庭造りDIY】オリジナルウッドデッキを設計しよう【土台編】

ウッドデッキの構造とは?まずは土台について。

前回、ウッドデッキに使用する木材について紹介しましたので、いよいよウッドデッキの設計をシミュレーションしていこうと思います。基礎の基本的なところは以前紹介した「独立基礎をマスターして柱を建てる」でも紹介したように束石などを利用します。さて、柱の上の構造はどのようにしたら良いでしょうか?

基礎についてはこちらの記事をご覧ください。ウッドデッキの場合、沓石などを利用します。

【庭造りDIY】独立基礎をマスターして柱を立てる
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ウッドデッキの土台の種類

ウッドデッキの土台の工法は大きく分けて、大引き工法とサンドイッチ工法があります。

大引き工法

束柱の上に大引きと呼ばれる柱を渡して、土台とする工法です。
束柱の上部が全て水平になるように調整します。
広く利用されている工法で、メリットとしては強度的に強いことがあげられます。というのも、デッキに掛かる荷重が床材 ⇒ 根太 ⇒ 大引き ⇒ 束柱と全て垂直に掛かり、木材で荷重を受ける構造となるためです。但し、大引きを設置する束柱の上面の水平が取れていることが必要で、遣り方で水糸を引くなどして慎重に施工を進める必要があります。



大引き工法の荷重の掛かり方。垂直方向の荷重を木材で受け止めるので強度が高いが、束柱の上面を揃えるのはDIYでは難易度高め。水平を出すには、束石をきちんと並べるか、束柱の長さで調整をします。


サンドイッチ工法

その名の通り、束柱を根太材などの板で挟み込むようにして土台を作る工法です。
この工法では根太を束柱の上面より1cmほど上にずらして挟み込みます。こうすることで、束柱の上面が若干揃っていなくても水平を出しやすいというメリットがあります。また、束柱を延長して手摺りのポストにするなど、レイアウトの自由度も高いのが特徴。



デメリットとしては大引き工法と比べると強度が低いことになります。なぜならば、根太を束柱の側面に取り付けることになるので、上からの荷重はビス(コーススレッド)に掛かってくることになるからです。ただ、ビスも必要量をきちんと打っておけば、さほど強度が落ちるわけではありませんので、施工のしやすさからDIY向きとも言えます。



また、大引き工法のシンプルな構造に比べると、やや複雑な構造で、部材も多くなる傾向があります。部材の多さは予算の増加にも繋がりますので、十分な検討が必要ですね。

床板を取り付ける根太のピッチについて

根太のピッチは床材に利用する木材の樹種や断面サイズにより異なります。固い木材であればあるほど、厚みが厚いほど、ピッチが広くても良くなります。これは木材の軟らかさや厚みによってたわみ量が異なる為で、柔らかく薄い木材でピッチを広く取ると荷重で割れる恐れがあります。
ではどれくらいのピッチで設計すれば良いの?という話になりますが、ハードウッドだと、大体以下のような目安になります。

厚さ:20mmピッチ:40~60cm
厚さ:25mmピッチ:50cm~70cm
厚さ:30mm以上ピッチ:60cm~90cm

ちなみにたわみ量は樹種と木材の断面形状から簡易的に求めることも出来ます。caDIY3Dのツールタブ簡易たわみ量計算が出来る機能がありますので、試してみて下さい。計算にはヤング率という係数が必要になりますが、代表的な樹種に関しては既に登録されています。



25 x 140mmの断面のサイプレスを利用し、600mmピッチとした場合、120kgの荷重をピッチの中心にかけると、3mm程度のたわみが発生することになります。たわみ量は大きくても5mm以下に収めるように設計した方が良いですね。

高さの低いデッキを作る場合

諸事情でどうしても高さを低く抑えたい場合は、束石の上に樹脂製のパッキンを置いて直接大引きを乗せ、床材も大引きに直接固定する方法もあります(すのこのイメージですね)。この場合、束石の設置時に水平を確保する必要があります。地面がすでにコンクリートで覆われていて水平が取れているのであれば、平板を束石代わりに利用する手もありますね。



見えない部分が大事【まとめ】

今回はウッドデッキの土台についてまとめてみました。丈夫なウッドデッキを作りたいのはやまやまですが、人が乗る程度の荷重であれば、構造に関してそんなに神経質になることは無いと思います。但し、水平を取ることだけには神経を使う必要がありますね。水平が取れていないとキレイに床板が張れないこともあります。
土台を考える際には、手摺りや階段、その他の構造物なども含めて検討しておく必要がありますね。



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