半円花壇の設計(初級編)

半円花壇の設計を行います。
木工だけではなく、ガーデニングの計画にもcaDIY3Dは利用できます。
モデリング済みの材料オブジェクト(レンガなど)を使って半円状の花壇を計画します。
あらかじめ設計することで必要なレンガの数を把握することができます。

まずは、新しい図面を開きます。
続いてリボンメニュー > 「ホーム」 タブ > 「材料」 グループ > 材料の追加をクリック。 「材料」 タブが表示されたら、「規格を選ぶ」 グループ > その他モデルをクリック。
登録されたモデリング済み規格から 「赤レンガ(キホン)」 を選択して、「図面に追加 !!」 をクリック。

赤レンガを追加

あとは、このレンガをコピー、配置、回転しながら設計を進めていきます。
今回は20°ずつ回転しながら、配置していきました。(下の図は5個並べたところ)

回転しながら配置

並べたレンガを全て選択してコピー。
「操作」 グループ > 回転をクリックした後、
緑のハンドルにマウスを重ね、表示される分度器をドラッグして全体を100°回転します。

レンガを全て選択してコピー

移動して、半円状になるように配置します。これで一段目はOK。

半円状に配置

続いて、2段目を積みます。全体を選択してコピー。視点を 「前」 に切り替えて、スナップを利用してレンガを2段目の位置に移動したら、目地幅を考慮して、さらに10mm上方に移動します。

2段目の位置に設置

このままでは、同じ位置にレンガを積んでしまうことになるので、段毎に互い違いになるようにレイアウトしていきます。 2段目を選択して、全体を10°回転。視点を 「上」 に切り替えて、2段目のレンガと1段目のレンガが上手く重なるように移動します。

2段目を互い違いにする

左側のレンガが一つはみ出しますので、これは削除。代わりに両端に 「赤レンガ(ハンマス)」 を配置します。
「材料」 タブの 「規格を選ぶ」 グループ > その他モデルから 「赤レンガ(ハンマス)」 を選んで、「図面に追加 !!」

ハンマスを追加

レンガが2段積み終わりました。
今回はレンガを4段積みしたいと思いますので、全てのレンガを選択、コピーして、上へ移動。簡単ですね。

コピーして4段積み

続いて、花壇の背面側を設計します。
素直にレンガを積んでも良いのですが、背面側は見えないものとして、レンガの代わりにコンクリートブロックを並べます。
材料タブの 「規格を選ぶ」 グループ > その他モデルから 「軽量ブロック10cm(キホン)」 を選んで、「図面に追加 !!」

花壇の背面側

コンクリートブロックを3つ並べました。半円に収まるように、各レンガは位置を微調整してください。実際に花壇を作る際には、コンクリートブロックから設置した方が良いでしょうね。実際に作る手順を考えながら設計を進められるのもcaDIYのポイントです。
このままでは少しカッコ悪いので、コンクリートブロックの上に、赤レンガを並べます。

ブロックの上に赤レンガ

これで、半円花壇の設計は完了です。
土を入れれば、コンクリートブロックは見えなくなります。

今回の設計で、使用した材料は、リボンメニュー > 「ツール」 タブ > 「ツール」 グループ > 材料の集計を選択すると確認することができます。 画面の各項目の説明は 「材料の集計」 をご覧ください。

今回の材料集計

おおよその予算もわかります。
あくまでおおよその予算なので、材料費を保証するモノではありませんのでご注意ください。
予算をより正確に求めるには、購入予定の店舗での価格を規格情報に反映させれば可能です。 実際のお店で各材料の価格を確認して予算を立ててくださいね。